傷害事件の被害者が刑事事件の裁判記録の閲覧や謄写請求をしてみる

2018年11月29日

とある事件から傷害事件の被害者となってしまったわたくし。

相手方との示談交渉も不首尾に終わり、犯人は刑事罰に処されたわけですが、民事で損害賠償請求をするかどうか考え中です。

弁護士の先生に依頼するのが一番なのでしょうが費用のこともあるし・・・とりあえず調べてみたら刑事事件記録の請求というのができるみたいなのでやってみることにしました。

検察に電話をしてみる

以前に検察から犯人にどのような判決が出たか通知をもらっていたので、その封筒に書かれていた電話番号へ電話してどのような手順を踏んだらよいのか聞くことにしました。

確か通知に書かれていた事件番号とかを用意したと思います。

検察へ電話をして裁判記録を請求したいと伝えると記録担当につなぐとのこと。

事件番号などを伝え、後日連絡をもらうことになりました。

 

後日記録担当の方から連絡をもらって話を聞くと裁判記録は

  • 供述調書
  • 裁判書き
  • 実況見分調書
  • 防犯カメラ映像を写真にしたもの

などがあるとのことでした。

請求には直接検察に行かないとだめ

裁判記録が欲しいということを伝えると、直接検察へ来て手続きを行わないといけないと言われました。

検察が近くならいいんですが私の場合は傷害の被害にあったのが居住地から遠く離れた遠隔地・・・

「うわー交通費かかるしめんどくせー」

と思いましたが仕方が無いので直接検察へ行くことにしました。

ちなみに検察は土日は開いていないので平日に行くことになります。私が聞いた話では

  • 平日 9:00~16:00 12:00~13:00は昼休み

ということでした。弁護士協同組合への依頼もあるので15:00までには入ってもらいたいとのこと。

請求の流れ・請求費用や必要なものなど

請求の流れとしては

  1. 検察へアポをとって訪問日を決める
  2. 裁判記録のどの部分を請求するか決める
  3. 弁護士協同組合というところに依頼してコピーをしてもらう

という流れになるそうです。

検察へ行ったらすぐその場でもらえるわけじゃなくて弁護士協同組合というところにお願いしてコピーをしてもらい後日郵送してもらうことになるとのこと。何かと手間がかかりますね・・・

請求にかかる費用ですが

  • 請求1件につき150円分の収入印紙
  • モノクロコピー1枚50円
  • カラーコピー1枚100円

でした。請求1件につき150円かかるのはいいとしてコピー代がけっこうかかる。

記録担当の人に話を聞いてみたら裁判記録は供述調書をはじめ枚数が膨大にあって100枚以上という話でした。コピー代めっちゃ金かかるじゃんよ!!

裁判記録ってめっちゃ枚数あるんですね。まあそりゃそうか・・・

しかも文字で書かれている部分はモノクロコピーで問題ないが、防犯カメラの映像はモノクロだと判別がつかず、カラーコピーのほうが良いとのこと。

当日検察で必要な物は

  • 身分証
  • 印鑑

とのことでした。

また、犯人の連絡先を教えてもらえるかどうかも聞いてみましたが、それはちょっと検討させてくださいとのことでした。

裁判記録を見ながらどのページをコピーするか決めることはできない

しかもしかも、裁判記録を見ながら「このページを請求します」ということはできないとのこと。

記録担当の「こことここが必要だと思われます」みたいな話をもとにどこを請求するしか決めないといけません。

また検察に来るのもめんどいし結局ほとんどをコピーすることになりそうです。

検察へ行って記録担当の人に手続きをしてもらう

電話で検察へ訪問する日時を決めていたので指定の日時に検察を訪問しました。

入り口で手荷物検査を受けたのち検察へ行きたいことを伝えると受付にいた人からベンチでしばらく待つように言われました。

待っていると記録担当の方がやってきて検察の記録係で書類を記入することに。手順としては

  1. 検察庁へ閲覧謄写申請書を提出
  2. 弁護士協同組合に謄写の委任状を提出
  3. 検察庁から申請人に対して謄写の許可が下りたと連絡がくる
  4. 申請人が弁護士協同組合へ連絡をして許可が下りた旨を伝える
  5. 謄写、製本が行なわれ、出来上がったら申請人に連絡が来る
  6. 検察庁へ受け取りに行く(遠方なら郵送)

といった流れになるようです。コピーのことは謄写というようですね。

記録担当の方に説明を受けながら閲覧謄写申請書と謄写の委任状を記入しました。そののちにコンビニで1件当たり150円の収入印紙を購入。記録係の方の案内で裁判所へ行きました。

裁判所内では記録担当の方の案内で閲覧謄写申請書と謄写の委任状を提出しました。どんな部署かは・・・うーんわからん。

このあたりの案内は記録担当の方が全て案内してくれるので迷うことはありませんでした。

これで書類の提出は完了。謄写は遠方のためコピーのための料金はコピー到着後に支払うことになるようです(振り込み手数料と郵送料は申請人負担)。

というわけで検察からの許可の連絡を待ちます。

検察庁から連絡が来た!

申請から2週間ちょっと。検察庁から連絡が来ました。ただ、犯人の連絡先に関しては弁護士協同組合の人が検察庁に来たときに私へ電話して伝えるとのこと。何やら検察庁内でめんどくさい手順があるようです。

許可が下りたということなので自分で弁護士協同組合へ電話をします。名前を伝えて検察庁からの許可が下りたというだけで向こうは何のことか分かっている感じでした。これから謄写、製本して郵送するとのことでした。

検察庁から再度の連絡と弁護士協同組合からの書類到着

前回の連絡をもらってから5、6日ほど経ったでしょうか。検察庁から電話があり、犯人の連絡先を教えてもらうことができました。

またこの電話があった翌日には弁護士協同組合から裁判記録等が送られてきました。聞いていた通りかなりの量。

自分が提出した被害届の内容やら犯人の供述やらいろいろ(内容はかけませんが)。個人情報に関する部分や映像の顔の部分はやはり厳しいらしく塗りつぶされてました。

費用に関しては1万円ちょっと。期日までに指定の口座へ振り込むように記載されていました。

めっちゃ時間と費用がかかる

というわけで刑事事件の裁判記録のコピーを請求してみたわけですが、検察へ行かないといけないわ、1ヶ月弱とけっこう時間がかかわるわ、1万円以上お金がかかるわ(これは事件や裁判の内容にもよると思いますが)でけっこうたいへんでした。

この裁判記録をもとに今度は民事での損害賠償請求を進めていこうと思っています。

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