Blackviewってどこの国のメーカー?バックドアの危険性と信頼性は?口コミもチェック                                                                                                         

2024年8月19日

先日タブレット端末でどんなものがあるのか検索していたら見つけたBlackviewというブランド。

けっこうな数の商品が展開されており、ミニPCやスマートウォッチなども販売されているのでちょっと気になって調べてみることにしました。

Blackviewってどこの国のメーカーのブランド?

結論からいうとBlackviewは中国メーカーのブランドです。

特許情報プラットフォームでの情報

「Blackview」という商標を検索してみると3件の商標が出てくるのですが

権利者の名称は「深セン市多科電子有限公司」もしくは「深▲せん▼市紅遜電子有限公司」となっていて住所はいずれも「中華人民共和国」です。

中国の深センは工場地帯で家電やスマホが多数製造され、関連会社も多数あるようですので、こちらの会社もその中の一社でしょう。

特許情報が検索できるサイト:特許情報プラットフォーム

アマゾンでの情報

アマゾンでは

Blackview スマホ直営店:https://amzn.to/3M4lbi0

Blackviewジャパン直営店:https://amzn.to/4crL0Dp

Blackview日本公式ショップ:https://amzn.to/46JgkMy

などとそれらしいお店が複数ありそれぞれカスタマーサービスの電話番号が違います。

それぞれで販売されている商品を見ると

スマホ直営店・・・スマホ専門

ジャパン直営店・・・タブレット専門

日本公式ショップ・・・現在は稼働していない

というように見受けられます。なぜこのように分かれているのかは謎です。

出品者情報はBlackview スマホ直営店が一番詳しかったです。サポートに関する情報が記載されていたのでまとめておきます。

保証について30日間の無償返品保証
2年間の無料長期保証
カスタマーサービスの受付時間10:30~19:30(土日・メーカー休業日を除く)
平日は24時間以内、週末は48~72時間以内に返信
メールアドレスsupport@blackview.hk
公式LINEsouu0320
Blackviewの保証及びカスタマーサービスの情報

2年間の保証など、中華メーカーとしては真っ当なサポート体制だと思います。

またストアページも存在しています→https://amzn.to/4fDy8wC

深セン市多科電子有限公司の概要

公式WEBサイトで会社概要を見てみると

「BlackviewブランドはShenzhen Doke Electronic Co.、Ltd.が所有しており」

とあります。

「多科電子有限公司」を英語翻訳すると「Doke Electronic Co.、Ltd.」となるので特許の情報と整合性がありますね。

会社は2013年に立ち上げられ、ロシア、ウクライナ、イタリア、スペイン、イギリス、フランス、ドイツ、チェコ共和国、ギリシャ、アルジェリア、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ラオスなどで製品が販売しているとのこと。かなり多角的に商品を販売しているようです。

会社名深セン市多科電子有限公司
会社名の英語表記Shenzhen Doke Electronic Co.、Ltd
設立日2013年3月
公式サイトhttps://jp.blackview.hk/
公式SNSBlackview Xアカウント
Blackview Tiktokアカウント
公式サイト

blackviewの危険性と信頼性・バックドアは大丈夫?

「blackview 危険」といったワードで検索している人もいるようでgoogleの検索候補に表示されます。

中国のブランドということで安心して使用できるのか気になっている人もけっこういると思いますが、単に危険といっても

・電池が膨らんだり爆発しないかといった物理的な危険性

・勝手に情報を送信していないかといったデータ的な面での危険性

があると思いますのでこの2点について考えてみたいと思います。

物理的な危険性について

バッテリー等について

まずはバッテリーの膨張やすぐ壊れるかどうかについてですが、タブレットに関しては一部でバッテリーの劣化が早いというようなレビューも見かけます。少数ですがバッテリーが膨張したというレビューもありました。

他の中華メーカーにも言えることですが価格が抑えられている分、品質にややバラつきがあるかもしれません。

ただ、発火したといったような情報は無いので言うほど危険度は高くないように思います。

技適について

次に少し内容が反れますが技適について。

多くの製品は承認を受けているようですが、Blackview Tab6というタブレットは承認を受けていないものが出回っていた時期があったようです。

総務省、技術基準適合証明等を受けた機器の検索結果より。
2022年05月31日現在。
本機に記載さ入れている技術基準適合証明番号で、
相互承認(MRA)による工事設計認証を受けている機種一覧。
A50Pro,A70,A80S,A90,A100,
Tab8E,
BV4900E,BL5000,BV6600,BV6600E
以上です。
よって、本機種は該当しません。やれやれ。
電波法では、
技術基準適合証明が無いのに、
技適マークまたは紛らわしい表示を無線設備に表示した者は、
第38条の7第2項に基づく第112条第1号により、
50万円以下の罰金刑に処されるので、
メーカーはさっさと申請すればいいと思うよ。やれやれ。

ともあれ、費用対効果からすれば、
十分に使用できる機種ではあるので、
ここらの瑕疵は飲み込んで辞書として使います。

追記 2022/06/13
レビューを読んだと思われるサポートより連絡。
技適適合の代替品を送ってくれるとか。
サポートに対して★5

amazon Blackview Tab6レビューより引用

ただ最近のスマートフォンやタブレットに関しては技適認証を受けているので問題ないでしょう。

データ的な危険について・バックドアは大丈夫?

中国メーカーが販売しているスマホにはバックドアが仕込まれていて個人情報が収集されているというニュースがちょくちょく話題に挙がりますね。

バックドアは、第三者が情報システム内部から外部のサーバーに通信をするために設置されたプログラムです。スマホ使用者の意図しないところでデータが送信されてしまいます。

参考:Androidスマホの中国製ファームウェアにバックドア、中国サーバーに情報を送信

Blackviewも中国メーカーなのでスマホやタブレットから個人情報が収集されている可能性はぬぐい切れません。どうしても心配でしょうがないという人は使わない方が良いでしょう。

ただ、中華スマホを利用している人の意見としては

  • 盗まれて困るデータは無い
  • 個人の趣味嗜好が送信されても困らない
  • たくさん送信されるデータの一部だから気にしない

といった声が見られます。

仮に自分のスマホから情報が収集されていたとしても大量に収集されるデータの一部分であるし、別にクレジットカードが悪用されたりということでは無いので気にせず使っている人も多くいます。

このように割り切って使う分にはコスパの良いスマホorタブレットと言えるかもしれません。

データ的な危険性に関しては「何かしらの情報を送信されている可能性はゼロではないが割り切って使っている人も多々いる」ということでよいかと思います。

他のメーカーだったら100%安心かというとそれも断言できませんし、結局は好みの問題になってくるのではないでしょうか。

ちなみにBlackviewを名指しした情報漏洩等の記事は発見できませんでした。

Blackviewが展開するスマホのシリーズ

スマホに関しては複数のシリーズが展開されていて

BL・BVシリーズ頑丈さをウリにしたスマートフォン
Aシリーズコスパ重視・ミドルクラススマホ

といった分類のように見受けられます。

この他「Shark 8」「Color 8」「WAVE 6C」といったスマホの販売されているのですが、Aシリーズとのコンセプトの違いがよくわかりませんでした。

BL・BVシリーズ

タフネススマホなどとも呼ばれる頑丈さがウリのシリーズです。重さがありますが、防水、耐衝撃性能に優れています。

モデルをいくつか紹介したいと思います。

BL9000PRO

BL9000PROはハイエンドモデル。

バッテリーは8800mAhという大容量のバッテリーを搭載しており、一般的なスマホの2倍近い容量を誇ります。充電も120Wでの高速充電が可能となっています。

カメラには世界初という高解像度赤外線サーマルイメージカメラを搭載。人の体温をモニタリングをしたり食べ物の腐敗をモニタリングしたりといった用途に使用することができます。

万人受けするモデルではありませんが、好きな人にはバッチリ刺さる、そんなスマホになっています。

BV4800

うってかわってBV4800は価格を抑えたローエンドモデル。

CPUは4コア、メモリも3GB+仮想メモリ3GB、バッテリー容量は5180mAh(それでも標準的な容量よりやや多め)となるなどスペックは抑えめですが価格は2万円を切るなどお手頃となっています。

Aシリーズ

コスパ重視の人向けに販売されていると思われるシリーズです。

A52Pro

A52Proは2万円前後で購入できるお手頃価格のスマホです。メモリは4GBモデルと6GBがラインナップされています。

画面の解像度は720×1600など価格なりの部分もありますがバッテリー容量は5180mAhと多めに確保されているなど見どころもあります。

また、タフネススマホとは逆に厚さ9.05mmのスリムなデザインが特徴です。

Blackviewのタブレット

タブレットについても1機種ご紹介しておきます。

Tab 9

Blackview Tab 9は2万円前後の価格で販売されており、コスパが良いのでBlackviewの中では人気モデルのようです。

CPUのUNISOCT606はそれほど性能が高くなく、ゲームよりもネットサーフィンや動画視聴向けといった感じですが、11インチ液晶を搭載しており画面の解像度も1920×1080、バッテリーの容量も8200mAhあります。

メモリは6GBに加えて仮想メモリ12GBを使って合計18GBにすることができるようです。

Blackviewのノートパソコン

スマホとタブレットがメインのBlackviewですが、ノートパソコンも発売されていました。

AceBook8

INTELのN97を搭載したノートパソコンです。

N97はCore-iシリーズと比べてると性能は低いですが、低発熱省電力でミニPCなどに採用されており、文書作成等には十分な性能を持っています。

ゲーム等が目的でなければこのレベルのPCで十分かもしれません。

Blackviewスマホとタブレットの評判・口コミ

Blackviewのネット上での評判も調べてみました。

タフネススマホがめちゃくちゃ頑丈!?

BV8600は「フォークリフトで踏んでも無事だった」というびっくりな口コミを発見しました。

バッテリーが膨らんでしまったようですが、それまで3年ほど使えていたようなので十分といえるのではないでしょうか。

また、防水性能をアピールしている機種は水に漬けてもまったく問題無いみたいです。

タフネススマホは長もち?

BV9600proはUSB端子が壊れたものの3年以上使えたという人もいました。

Blackviewのスマホが3年半持っている人もいました。さすがにバッテリーがヘタっているようですが。

保証が微妙かも?

タブレットを9か月使用後に故障が発生したけど修理対応も無ければ交換在庫も無く半額返金という対応だったようです。

1年保証をうたっていても対応としては微妙なところですね。

タブレットが2年持たなかった

こちらの方はタブレットが2年持たなかったようです。

個人的印象ですが、スマホよりタブレットのほうが故障報告が多いような気がします。

Blackviewの製品をサクラチェッカーで調べてみる

中国のメーカーなのでだいたい予測はつきますが、サクラチェッカーでサクラレビューが入っているかどうかを調べてみました。

調べた機種はBlackview Color8。200件以上のレビューが入っていますが・・・

参考:https://sakura-checker.jp/search/B0CWH3P1V8/

結果はこのようになりました。

サクラ度99%です。

評価日に偏りがあることや、やや異常な高評価割合などからサクラレビューが入っている可能性が高いようです。

ただ、サクラチェッカーで危険と出たといっても「サクラレビューが入っているので気を付けてね」といった程度のものです。

「危険」と出たからといって商品が悪い商品だと断言することはできないという点は注意しておきましょう。

AmazonだけでなくYoutubeやSNSなどでの評価も参考にしたほうが良いでしょう。

ただ、中国メーカーにはよくある話で、これだけでBlackviewのスマホが駄目という判断はできません。

商品に満足している人はレビューを書かないことが多く、不満を持った人ばかりがレビューを書いてレビュー欄の低評価率が高くなっているのでサクラを依頼している側面もあるようです。

Blackview製品をレビューしているYotuberの方々

Blackview製品をYoutubeでレビューしている方もたくさんいらっしゃるのでいくつか動画をご紹介します。

折りたたみスマホBlackview HERO 10

商品の提供を受けてレビューされているようです。

折りたたみスマホというと高価格というイメージがありますが、Blackviewはスペックを抑えることで価格もお手頃なモデルを販売しているようです(といってもコスパ重視モデルと比べると当然高いですが)。

CPUはMediaTek Helio G99を採用しており、重いゲームは厳しいもののそれ以外はなかなか快適なようです。

SHARK 8

こちらも商品の提供を受けてレビューされているようです。

Helio G99を搭載し、そこそこの性能を持ちながらもAliExpressでのセール時には1万4000円で購入できたというSHARK 8。コスパ重視の人にうってつけのモデルとなっています。2024年8月の時点でも16000円台でした。

ちなみに楽天市場やアマゾンだと2万円以上するので国内のショッピングモールで買いたいという人には向きません。

Blackview Tab16 Pro

2万円台で買えるお手頃価格帯のタブレットです。

CPUのUNISOC T616は中華製のコスパ重視タブレットによく搭載されている印象があります。メモリは8GBと余裕がありますね。

こちらの動画では提供商品かどうかは特に触れられていないので詳細は不明です。

動画編集やゲームは若干厳しそうですが、それ以外は割と問題無く使えそうなレベル。このほか、画面を分割してマルチタスクで使える「画面分割ビュー」はけっこう便利そうです。

Black Viewはどこの国?危険性まとめ

ということでいろいろと書いてみましたが今回のまとめです。

Blackviewまとめ

・Blackviewは中国メーカーのブランド

・スマホとタブレットを中心に商品を展開・ノートパソコンもあり

・個人情報が収集されている可能性もゼロではないが気にならない人にはコスパが良い

・情報が収集される可能性を気にせず使っている人もわりといる

・タフネススマホはSNSを見る限りホントに頑丈っぽい

・保証等の対応に過度の期待は禁物

・多くの中華製品がそうだがAmazonのレビューにはサクラレビューが含まれている

・商品提供を積極的に行っているようでYoutuberのレビュー動画がけっこうある

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