少額訴訟自分でやってみた3・訴状提出と裁判所からの連絡
再び簡易民事手続案内で確認してもらう
前回の続きです。
書類を少し修正し、再び簡易民事手続案内で書類を見てもらいました。
前回と違う人が書類の内容を確認してくれて、書式的には(内容には触れず)問題が無いということで提出することに。裁判所内のコンビニで収入印紙と切手を購入して少額訴訟の窓口へ提出してくださいとこのと。簡易民事手続き案内はあくまでも手続きの案内をしてくれるところなので提出は違う場所になります。
提出にあたっては収入印紙と切手も必要ですが、あらかじめ必要な枚数を記入した用紙を用意してくれるのでそれをコンビニで見せるだけで購入ができます。
受付窓口で訴状を提出する
コンビニで収入印紙と切手を購入したらそのまま書類の提出に向かいます。
東京裁判所の場合は民事第9室というところでした。書類をもって窓口で少額訴訟の訴状を提出したいと伝えると担当の人が処理を行ってくれます。
けっこうあれやこれや細かい点を指摘されるのかと思いましたが簡易民事手続き案内で書式の確認をしてもらっていたこともあって指摘は特にありませんでした。
少額訴訟事件受付票をもらう
このとき少額訴訟事件受付票というものをもらいます。
この票には事件番号と問い合わせ先が記載されています。事件番号は問い合わせ等を行う際に必要となるので無くさないようにしなければなりません。
簡易裁判所からの準備書面提出を求める連絡がある
しばらくして簡易裁判所の担当の方から連絡がありました。どうやら提出した訴状の内容について法的根拠があやふやなところがあり修正が必要な模様。
そのため準備書面というものを提出して欲しいとのこと。契約書などがあったり、お金の貸し借りだったりで支払い請求の根拠が明確な場合はこういったことは無さそうですが、今回の私の訴状内容では根拠が乏しいということで準備書面を提出することになりました。
担当の方の話をもとに・・・
タイトルを準備書面とし
- 事件番号
- 日付
- 名前
- 印
を入れてそのあとどういう根拠について請求するのか記載していきます。
- いつ
- どこで
- どういう方法で
金銭を支払う約束をしたのか、合意があったのか。
支払いの請求はしたのか、したとすればいつしたのかなどを記載しました。
完成した書面はFAXで担当の方へ送信し、確認をしてもらうことに。確認の結果、修正をして欲しいところがあるといわれ修正。2回目以降は裁判官も書面を確認していいたようです。私の訴え内容は根拠を示すのがかなり難しく3回ほどこのやり取りを繰り返してなんとか準備書面が完成しました。
裁判所なのでけっこう事務的に坦々とした対応をされるのかと思いましたが、思いのほか担当の方が真剣に対応してくれてなんだか意外な感じでした(準備書面がきちんとできたからと言って裁判で訴えが認められるかどうかは別問題と何度も念は押されましたがw)。
準備書面の話が出たときも「普通なら支払って当然のことだと思いますが裁判となると法的な根拠が必要になるんです。」と丁寧な感じでいわれてびっくり。こちらから電話したときも「わざわざすみません。」といわれるなど丁寧な感じでした。お役所仕事は冷たいという先入観ありすぎ?
裁判の期日が決定
準備書面が出来上がったので裁判の期日についても決めました。担当の方から「○月○日はどうでしょうか。」という話があり、ちょっと難しいと伝えると別の日を提示されました。そちらの日付で承諾。
準備書面が問題無いと連絡が来てから一ヶ月ちょっと先の日付で裁判の日が決定。相手側にも書類を郵送することになりました。
期日呼び出し状が届く
それからまた数日してから期日呼び出し状というものが届きました。
事件番号や原告、被告の名前、そして○月×日の○時に裁判所のどこどこの法廷に来てくださいという内容です。
期日呼び出し状は2枚同封されており、1枚には期日請書という部分がありました。この部分は自分の名前の記入と押印をするようになっていて、裁判所返信することで指定された日時、場所に出頭することに承諾したことになるようです。
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