中空ポリカーボネートと二重窓作成キットで賃貸物件でも二重窓が可能!!

現在住んでいる賃貸アパートの窓。なんのへんてつも無いアルミサッシの窓です。
それゆえ冬場は窓が冷えて冷たい。カーテンをしているものの朝起きるとカーテンの下から冷気が降りてきています。

暖房をつけるとけっこう結露もおこります。
というわけで今回は二重窓キットを使って窓を二重窓にしてみました。
用意したもの
光というところの中空ポリカボード 1820mmx910 4mm厚と
光 簡易内窓フレームレールセットです。このセットは上下のレールと左右の受けレールに加えてポリカーボネートの板を補強するためのフレームも付いてくるのできれいに仕上がりそうだと思い購入してみました。
設置する窓枠の幅や高さに応じていろいろ種類がありますが、今回は幅1830mx高さ915mm以内に対応したセットにしました。
この他内窓を作成するために
マスキングテープ(数年使ったら壁紙に粘着物と黄色い跡が残りました)と
※アサヒペンPCマスキングテープですが、約3年8か月後に剥がしたら、壁紙の部分に黄色くなっている部分が見られました。接着剤がべとべとになっており、かなり難儀しました(黄色いあとはちょっと残った)。
ニトムズのはがせる両面テープ強力接着用(数年使った後に剥がそうとしたら強力にくっついていてひどい目にあったので長期の使用はおすすめできません)、
※ニトムズのはがせる両面テープ強力接着用ですが、約3年8か月後に剥がそうと思ったら、強力にくっついていて、剥がす際に木枠までべりっとやってしまいました。マスキングテープで下地を作っておいてから貼った方が良いと思われます。
※マスキングテープと両面テープを用意する際は普通の物ではなく、「賃貸でもOK!」などと謳った賃貸で跡を残さず使用することを意図した製品を選ぶべきだと思います。尚且つ、「原状復帰の際に少し汚れても仕方ない」ぐらいの気持ちでやるべきかもしれません。
こちらも参考にご覧ください:二重窓DIYで剥がせる両面テープとマスキングを過信し過ぎた件

ダイソーのしっかり貼れてはがせる両面テープも一応用意しました。
カット用と計測用に
- のこぎり
- カッター
- はさみ
- 定規
- メジャー
- えんぴつ
を用意しました。
内窓フレーム・レールキットが到着 内容物は?

1830mmまで対応しているのでかなり長い箱に入って届きます。
右側の箱が今回使うキット。左側は1830mmx1830mm対応のもので掃きだし窓を二重窓化するのに使おうと思います。

中には
- 上レール
- 下レール
- 横カバー
- フレーム
- キズ防止フェルト
といったものが入っています。
内窓作成開始

全て揃ったところでいよいよ作成に入っていきます。
キットには組み立て手順を説明した紙が入っています。これが意外に役に立ちました。
窓枠内側の高さ、幅、斜めの長さを測って表に記入しておくことで窓が設置可能か、レールはどのぐらいの長さが必要なのかわかりますし、フレームを取り付ける際は
「フレームの厚みが○cmだからその分ポリカーの長さを削って・・・」とか「縦フレームと横フレームの幅が・・・」
とか考えなくても説明書に書かれている計算式に沿ってカットするだけできちんと出来上がります。

これは横カバー。測った寸法に合わせて印をつけてのこぎりでカットしました。
カッターではちょっときつそう。100均のものでもいいのでのこぎりで切ったほうがいいと思います。あっさり切れます。
賃貸物件における横カバーや上下レールの固定方法について
賃貸だと直接、釘やネジで固定というわけにはいきませんよね。はがせる両面テープ強力タイプでいいだろうと少し試してみたのですが、強力接着タイプだとはがすときに壁紙の白い部分が付着してきたのでちょっと無理そう・・・
壁紙用の両面テープもありましたがこれは高い・・・
壁紙屋本舗さんの壁紙用両面接着テープあたりがよかったかもしれません。
ということで固定にあたっていろんな方法を検討してみました。
こびょうを打ち込んで固定する
下地が石膏ボードならば「こびょう」という普通の釘よりも細い釘で固定が可能です。

これがこびょうを打ったあと。左側が押しピンで右側がこびょうです。
壁に開いた穴はあとから捕集材などで埋めたりすれば目立たなくなりそうですが、置くまでこびょうを打ち込むのがなんだか気分的に嫌だったのでやめました。
壁美人のフィルムで固定する
フレームに長方形の穴を開けておいて壁美人という道具のフィルムを使って固定する方法です。壁美人についてはこちらから
壁美人配線モールというアイテムをヒントに思いつきました。
ですがレールに長方形の穴を開ける必要があり、これはしんどいのでパス。
マスキングテープと両面テープで固定する
マスキングテープを貼り、その上から両面テープを使って固定する方法です。
賃貸物件で壁紙を固定するための方法でマスキングテープを使っていたことを思い出しました。
マスキングテープなので壁紙を痛める心配は少なさそうです。壁紙が変色したりする可能性はゼロではありませんが、手軽にできるということと低予算でできるという点を両立しているのでこれでいくことにしました。
各レール取り付け

まずは壁紙の部分にマスキングテープを貼ります。

ちょっと分かりにくいですがカバーの裏面にダイソーのはがせる両面テープを2枚貼り付けています。
このまま剥離紙をはがしてマスキングテープの上に貼り付け。
気になる強度ですが思いのほか良好。ちょっとやそっとでは外れることはなさそうです。
このやり方で左右のカバーと上レールの固定を行いました。

下レールの部分は下地が木の枠だったのでニトムズのはがせる両面テープで固定してみました。
これは相当強力に固定できます。ばっちり固定できました(剥がすときにひどいことになったのでおすすめしません)。

上下左右のフレームを固定した状態です。
順調にきました。
窓部分を作成

いよいよポリカ中空ボードの登場です。1920mmx910mmのボードを窓の大きさにカットしていきます。

キットが無いとサイズをいろいろと計算しないといけないのですが、説明書があればこの通り、縦や横の幅から規定の数字で割ったり引いたりすることでピッタリのサイズが出ます。

ダンボールを下敷きにしつつ、カッターと定規でポリカ中空ボードをカット。
横のラインは多少デコボコして切りにくいですがカッターを繰り返し入れているうちにカットできます。

そしてカットしておいたフレームをはめ込みます。
説明書どおりにカットすると縦フレームはポリカボードぴったり、横は縦フレームの幅を考慮した長さになるようです。
フレームの表には開け閉めの際に指がひっかかりやすいようにくぼみがあります。

フレームの断面。ポリカが入る部分はゴムになっているので切り口が少し汚いです。気になる場合はカッターなどできれいにするといいかも?

ポリカ中空ボードは保護フィルムが貼られているのでフレームをはめ込む部分だけフィルムを剥がします。
剥がしたらフレームをはめ込んでいきます。

4方向全てのフレームをはめ込んで先ほどのレールにセットした状態です。説明書どおりに作ったら特に問題なくはまりました。
上下のフレームは指をひっかけるためのくぼみを裏側にするように書かれていましたが、特に気にならないので全部表裏同じにしてあります。

あとは同じ容量でもう1つの窓を作ってはめこめば完成!!

少しすき間があるのでダイソーのすきまテープを使ってふさぎました。

窓が合わさっている部分を開け閉めに支障が無い程度に。

横カバーと接する部分にも貼っておきました。
効果のほどは!?温度差は?
効果は窓際だとすぐにわかります。冷たい空気が入ってくる感じが無くなりました。
また結露もありません。効果はバッチリです!

温度ですが外気温が7.8度のとき

内窓と外窓の間は10.9度

内窓の部屋側は17.9度でした。
部屋が寒いと思ったら二重窓キットで内窓を製作してみてはどうでしょうか。
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