二重窓作成キットで賃貸でもDIY!効果がないなんて嘘!

2017年12月12日

現在住んでいる賃貸アパートの窓。なんのへんてつも無いアルミサッシの窓です。

それゆえ冬場は窓が冷えて冷たい。カーテンをしているものの朝起きるとカーテンの下から冷気が降りてきています。

暖房をつけるとけっこう結露もおこります。

というわけで今回は二重窓キットを使って窓を二重窓にしてみました。

二重窓について効果なしという声もあるが

二重窓について、一部では効果が無かったという声もあるようです。

理由としては

  1. 騒音対策で取り付けたが振動が伝わってくるタイプの騒音で効果がなかった
  2. DIYのため隙間ができて効果が薄れてしまった
  3. 他の窓に対策をしていなかったため効果を感じにくい
  4. 外と室内の温度差が大きすぎると二重窓でも結露が発生しやすい(環境的要因)

といった点があるようです。

まず、1は騒音対策で取り付けるわけではないのでクリア。

2については自分の腕次第ってことなのでどうにか考えてやる。

3については同じ部屋にある掃き出し窓を二重窓にする予定。

4については居住地が関東なので東北や北海道ほど温度差が出ないという事でクリア。

たぶん問題ないだろうということで二重窓化することにしました。

二重窓をDIYするにあたって用意したもの

光というところの中空ポリカボード 1820mmx910 4mm厚と

光 簡易内窓フレームレールセットです。このセットは上下のレールと左右の受けレールに加えてポリカーボネートの板を補強するためのフレームも付いてくるのできれいに仕上がりそうだと思い購入してみました。

設置する窓枠の幅や高さに応じていろいろ種類がありますが、今回は幅1830mx高さ915mm以内に対応したセットにしました。

この他内窓を作成するために

マスキングテープと

※アサヒペンPCマスキングテープですが、約3年8か月後に剥がしたら、壁紙の部分に黄色くなっている部分が見られました。接着剤がべとべとになっており、かなり難儀しました(黄色いあとはちょっと残った)。

ニトムズのはがせる両面テープ強力接着用(数年使った後に剥がそうとしたら強力にくっついていてひどい目にあったので長期の使用はおすすめできません)、

※ニトムズのはがせる両面テープ強力接着用ですが、約3年8か月後に剥がそうと思ったら、強力にくっついていて、剥がす際に木枠までべりっとやってしまいました。マスキングテープで下地を作っておいてから貼った方が良いと思われます。

※マスキングテープと両面テープを用意する際は普通の物ではなく、「賃貸でもOK!」などと謳った賃貸で跡を残さず使用することを意図した製品を選ぶべきだと思います。尚且つ、「原状復帰の際に少し汚れても仕方ない」ぐらいの気持ちでやるべきかもしれません。

こちらも参考にご覧ください:二重窓DIYで剥がせる両面テープとマスキングを過信し過ぎた件

ダイソーのしっかり貼れてはがせる両面テープも一応用意しました。

カット用と計測用に

  • のこぎり
  • カッター
  • はさみ
  • 定規
  • メジャー
  • えんぴつ

を用意しました。

二重窓が簡単に出来る?内窓フレーム・レールキットが到着 内容物は?

光 簡易内窓フレームレールセット

1830mmまで対応しているのでかなり長い箱に入って届きます。

右側の箱が今回使うキット。左側は1830mmx1830mm対応のもので掃きだし窓を二重窓化するのに使おうと思います。

光 簡易内窓フレームレールセットのレール

中には

  • 上レール
  • 下レール
  • 横カバー
  • フレーム
  • キズ防止フェルト

といったものが入っています。

内窓作成開始

光 簡易内窓フレームレールセットの説明書

全て揃ったところでいよいよ作成に入っていきます。

キットには組み立て手順を説明した紙が入っています。これが意外に役に立ちました。

窓枠内側の高さ、幅、斜めの長さを測って表に記入しておくことで窓が設置可能か、レールはどのぐらいの長さが必要なのかわかりますし、フレームを取り付ける際は

「フレームの厚みが○cmだからその分ポリカーの長さを削って・・・」とか「縦フレームと横フレームの幅が・・・」

とか考えなくても説明書に書かれている計算式に沿ってカットするだけできちんと出来上がります。

横カバーに印をつけたところ

これは横カバー。測った寸法に合わせて印をつけてのこぎりでカットしました。

カッターではちょっときつそう。100均のものでもいいのでのこぎりで切ったほうがいいと思います。あっさり切れます。

賃貸物件における横カバーや上下レールの固定方法について

賃貸だと直接、釘やネジで固定というわけにはいきませんよね。はがせる両面テープ強力タイプでいいだろうと少し試してみたのですが、強力接着タイプだとはがすときに壁紙の白い部分が付着してきたのでちょっと無理そう・・・

マスキングテープと両面テープの組み合わせにした

最終的にはマスキングテープを壁紙に貼り、その上に両面テープを貼る方法にしました。

賃貸物件で壁紙を固定するための方法でマスキングテープを使っていたことを思い出しました。手軽にできるということと低予算でできるという点を両立しているのもグッド。

マスキングテープ選びは重要

ただし、マスキングテープ選びは重要です。塗装用のマスキングテープを使ったら剥がすときに粘着性の物質が残って壁紙がベトベトになっていまったのでかなり後悔しました。

その時の様子はこちらをご覧ください→二重窓のDIYで後悔

以下に賃貸の壁紙でも大丈夫そうな両面テープとマスキングテープを掲載しておきます。

壁紙屋本舗さんの壁紙用両面接着テープあたりを使っていればよかったかも。

その他固定方法として検討したもの

こびょうを打ち込んで固定する

下地が石膏ボードならば「こびょう」という普通の釘よりも細い釘で固定が可能です。

これがこびょうを打ったあと。左側が押しピンで右側がこびょうです。

壁に開いた穴はあとから捕集材などで埋めたりすれば目立たなくなりそうですが、奥までこびょうを打ち込むのがなんだか気分的に嫌だったのでやめました。

壁美人のフィルムで固定する

フレームに長方形の穴を開けておいて壁美人という道具のフィルムを使って固定する方法です。

壁美人配線モールというアイテムをヒントに思いつきました。

ですが、これはかなりお値段が高いです。

自作しようにもレールに長方形の穴を開ける必要があり、これはしんどいのでパス。

二重窓の各レール取り付ける

壁紙にマスキングテープを貼って原状回復対策

まずは壁紙の部分にマスキングテープを貼ります。

二重窓の横カバーを両面テープで固定

これは横カバーの裏面。ちょっと分かりにくいですがカバーの裏面にダイソーのはがせる両面テープを2枚貼り付けています。

このまま剥離紙をはがしてマスキングテープの上に貼り付け。

気になる強度ですが思いのほか良好。ちょっとやそっとでは外れることはなさそうです。

このやり方で左右のカバーと上レールの固定を行いました。

二重窓の下レールははがせる両面テープで固定

下レールの部分は下地が木の枠だったのでニトムズのはがせる両面テープで固定してみました。

これは相当強力に固定できます。ばっちり固定できました

剥がすときにひどいことになったのでマスキングテープを貼ってから両面テープを使うことをおすすめします。

上下左右のフレームを固定した状態です。

順調にきました。

二重窓の窓部分を作成

中空ポリカーボネート1920mmx910mm

いよいよポリカ中空ボードの登場です。1920mmx910mmのボードを窓の大きさにカットしていきます。

二重窓用にフレームの採寸

キットが無いとサイズをいろいろと計算しないといけないのですが、説明書があればこの通り、縦や横の幅から規定の数字で割ったり引いたりすることでピッタリのサイズが出ます。

中空ポリカをカットしているところ

ダンボールを下敷きにしつつ、カッターと定規でポリカ中空ボードをカット。

横のラインは多少デコボコして切りにくいですがカッターを繰り返し入れているうちにカットできます。

カットしておいた二重窓のフレームを中空ポリカにはめ込む

そしてカットしておいたフレームをはめ込みます。

説明書どおりにカットすると縦フレームはポリカボードぴったり、横は縦フレームの幅を考慮した長さになるようです。

フレームの表には開け閉めの際に指がひっかかりやすいようにくぼみがあります。

二重窓フレームの断面

フレームの断面。ポリカが入る部分はゴムになっているので切り口が少し汚いです。気になる場合はカッターなどできれいにするといいかも?

中空ポリカの保護フィルムを剥がす

ポリカ中空ボードは保護フィルムが貼られているのでフレームをはめ込む部分だけフィルムを剥がします。

剥がしたらフレームをはめ込んでいきます。

作成した窓をレールにセットしていく

二重窓をレールにはめ込んだところ

4方向全てのフレームをはめ込んで先ほどのレールにセットした状態です。説明書どおりに作ったら特に問題なくはまりました。

上下のフレームは指をひっかけるためのくぼみを裏側にするように書かれていましたが、特に気にならないので全部表裏同じにしてあります。

完成した二重窓

あとは同じ容量でもう1つの窓を作ってはめこめば完成!!

ダイソーのすき間テープで二重窓のすき間を埋める

ダイソーのすきまテープ・短い起毛タイプ

少しすき間があるのでダイソーのすきまテープを使ってふさぎました。

二重窓に貼ったすきまテープ

窓が合わさっている部分を開け閉めに支障が無い程度に。

二重窓の横部分に貼ったすきまテープ

横カバーと接する部分にも貼っておきました。

これで二重窓は完成です。

二重窓DIYの効果はあり?なし?

さて、せっかくDIYで作った二重窓。その効果が気になりますが、窓際だとすぐにわかりました!

冷たい空気が入ってくる感じが無くなったんですよね。壁を伝って下にひんやりとした空気が入ってきている感じがあったのですが、それが感じられない!

そして結露もありません。効果はバッチリです!

温度を測ってみる

外気温7.8℃

温度ですが外気温が7.8度のとき

内窓と外窓の間の温度は10.9℃

内窓と外窓の間は10.9度

内窓の部屋側の温度は17.9℃

内窓の部屋側は17.9度でした。

これは圧倒的効果!!

個人的には「二重窓は効果なし」という話は信じられませんでした。

DIYが好きなら二重窓作成キットがおすすめ

ということで二重窓作成キットを使って賃貸物件に二重窓を作ってみました。

壁紙や木枠を傷めないように注意して作っていく必要はあるのですが、効果はバッチリで明確に違いを感じることができました。隙間もバッチリ塞いだのが良かったのかな?

DIYということで少々作業が面倒な部分もありますが物を作るが好きな人はけっこう完成した時の達成感もあると思います。

部屋が寒いと思ったら二重窓キットで内窓を製作してみてはどうでしょうか。

この記事を書いた人

kanrinin

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DIY二重窓,防寒

Posted by kanrinin