賃貸アパートの断熱・掃き出し窓を二重窓にして防寒と結露対策!!

2017年12月16日

前回は普通の窓をキットを使って二重窓にしましたが今回は掃き出し窓を二重窓にしてみることにしました。

大きさが変わるだけで流れとしては前回と似たような流れになるので作り方は中空ポリカーボネートと二重窓作成キットで賃貸物件でも二重窓が可能!!も参考にどうぞ。

二重窓にする予定の掃き出し窓

今回二重窓を設置するのはこちらの掃き出し窓です。

掃き出し窓の二重窓化にあたって購入したもの

今回も二重窓作成キットを使って二重窓にしましたが窓のサイズが大きいので作成キットもそれに対応したものを購入しました。

簡易内窓フレームレールセットの幅1830×高さ1830mm以内のもの。

そして4mm厚の中空ポリカボードです。

掃き出し窓に二重窓化・実際の作業

簡易内窓フレームレールセットに入っていたレール

キットを開けるとでてくるのは上下のレールと左右のカバー。そしてポリカボードに取り付けるフレームです。

簡易内窓セットの説明書

説明書には窓枠内寸などを記載する表があって、これに記入をしておいて、必要に応じてフレームやパネルの長さを計算して切り出します。

巾木で出来た段差をどうするか

巾木の段差

ところが今回設置する場所には巾木があって段差ができています。一直線ではないので左右のカバーをどうしようかというところですが・・・

巾木を除いた長さを測って巾木以外の場所に取り付けることにしました。

取り付けはやっぱりマスキングテープと両面テープ。

壁紙部分にマスキングテープを貼っておいて横カバーにダイソーの剥がせる両面テープを貼り付け。

この状態で両面テープの剥離紙を剥がして横カバーを取り付けました。

マスキングテープは、普通の塗装養生に使うものを使ったら約3年8か月後に剥がした際に糊が黄色くなって残ってしまいました。

こうした壁紙用のマスキングテープを使った方が良いようです。これでも剥がすときにどうなるかわかりませんが。

巾木の部分にはカバーを取り付けていません。

内窓セットの寸法メモが助かる

簡易内窓セット説明書の寸法メモ欄

下レールの部分も巾木を含めず長さを測ります。

簡易内窓セットの説明書には数値をメモする欄があるのですが、めんどくさがりな性格の人にはこれが助かる!

これでかなり失敗が少なくなるんじゃないでしょうか。

上部レールと側面レールの接続部分

簡易内窓セットの上部レールと側面レール

上レールもマスキングテープと両面テープの組み合わせで貼り付けました。上の部分は巾木のような障害物はないのでぴったりです。

※1年ほど使用したらマスキングテープの粘着力が落ちてきました・・・定期的に張り替えが必要なようです。

床に下側のレールを貼り付ける

床に簡易内窓セットのレールを貼り付けたところ

下レールも貼り付け。ここはニトムズのはがせる両面テープ強力タイプを使いました。

※この強力接着用の両面テープを使ったら、約3年8か月後に剥がす際に強力にくっつき過ぎていて剥がせなくなっていました。そのまま強引に引っ張ったらフローリングの板がくっついてくるレベルです。
経年劣化で剥がれなくなったようです。フローリングにレールを固定する際にもマスキングテープを貼ってから両面テープを貼るようにした方が良いと思われます。

こちらも参考にご覧ください:二重窓DIYで剥がせる両面テープとマスキングを過信し過ぎた件

簡易内窓セットのパネル採寸、カットのメモ欄

次は中空ポリカーボネートを切り出します。

説明書の計算式をもとに切り出す大きさを決定。

切り出したら中空ポリカに取り付けるフレームも説明書の計算式に従って計算し指定の長さに切り出します。

中空ポリカに簡易内窓セット窓枠をセットしたところ

フレームを取り付けてレールにはめるとこんな感じ。説明書には取り付けにゴムハンマーが必要と書かれていますが素手ではめることも可能です。このときけっこう床に振動がいくので2階以上に住んでいる人は昼間にやったほうがよさそうです。

掃き出し窓の二重窓は大きいのでたわみが問題

完成までもう少し・・・というところなのですが、4mm厚の中空ポリカでこのサイズ(縦180cm弱、幅80cm弱)だとどうしてもたわみが出てしまいます。

それゆえレールから外れやすい事態に。どうしたものかと考えましたが縦フレームの部分を上に少しずらすことで上レールにしっかりひっかかるようにしました。

※普通、大きな窓を作る場合は別売りのアルミ補強材を使うようです。

簡易内窓セットの縦フレームをあえて上にずらす

写真のように縦フレームを少し出っ張らせています。これでレールから外れにくくなりました。

ちなみに説明書では大きな窓を作る際には別売りのアルミ補強材を使うことが推奨されていました。大きな窓を作る際は何らかの補強措置が必要になってきそうです。金属製のフレームを使うかポリカを分断して間に補強フレームを入れるといった感じになるでしょうか・・・

別途予算がかかりますし、金ノコでカットする必要もあるみたいなので今回はとりあえず規定よりも数mm大きめに窓を作っておいてたわみを利用してレールにはめ込むという方法で対処しました。

すべりが悪かったので家具スベールで対策

掃き出し窓のような大きな窓を作ろうとするとかなり精度が求められます。取り付ける掃き出し窓のがきっちり長方形なら大丈夫かもしれませんが数センチ歪んでいるだけで窓のすべりに問題が出ます。

片方の窓はすべりが悪かったので家具スベールというものを貼ってみると劇的に改善。

家具スベールとは家具の脚に貼ることですべらせて移動ができるようになるアイテムです。

こちらが家具スベール。

今回は二重窓なので本来の用途とはちょっと違います滑りが劇的に改善しました。

二重窓のすき間について

二重窓側面の隙間対策

左右は巾木の厚みがあるのでカバーのところまできちんと閉めることができません。よってカバー部分にすき間テープを貼りました。

ちょっと写真がぼけてますが、左側の灰色の物がすき間テープです。

窓のフレーム側にはにはダイソーのすきまテープ起毛タイプを取り付け。これですき間がなくなりました。

二重窓が合わさる部分にすき間テープ

窓同士が合わさる部分にもすき間テープを貼っておきました。この部分もたわみの影響ですき間ができやすいです。

掃き出し窓の二重窓化・全体像

とりあずこんな感じで完成です。

掃き出し窓を二重窓化した効果のほどは

効果のほどですが、前回二重窓を作った時と同様、窓付近のヒヤッとした感じが無くなりました。結露も全くなしとは言いませんが滴が垂れない程度まで改善しています。

二重窓の効果は十分にありそうです。

その後の経過・1年半ぐらいで二重窓の上レールが外れやすくなる

上レールは常に下方向に重力がかかっているせいか1年半ぐらいしたあたりからマスキングテープが剥がれて外れてきてしまいました。

ここは定期的にマスキングテープを貼りなおしてメンテナンスする必要があるかもしれません。

賃貸の壁紙に貼る用のマスキングテープを使えばそうでも無いのかな?

万全を期す場合は剥がすときに粘着剤が残らないように壁紙用マスキングテープが良いかもしれません。

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DIY二重窓

Posted by kanrinin