シャープKC-F50レビュー!KC-G50やKC-F40との違いは何?
家にもそろそろ空気清浄機が欲しいということでゲットしましたシャープのKC-F50。
除湿機能はありませんが、加湿機能を備え、空気清浄機能は23畳まで対応。加湿はプレハブ洋室14畳、木造和室8.5畳までです。
KC-F50を選んだ理由・KC-F40との違い
設置する場所は約10~11畳ぐらい。1つ下のランクKC-F40のほうが安いし広さも対応しているのでこれで十分かなと
思ったんですが気づいたことが。
フィルターの性能が違う!!
KC-F50とKC-F40ではフィルターの性能が違うんです。
- KC-F50・・・静電HEPAフィルター・ダブル脱臭フィルター・ホコリブロックプレフィルター
- KC-F40・・・高性能フィルター(集じん・脱臭一体型フィルター)とホコリブロックプレフィルター
といった構成になっています。
F50は0.3 μ mという細かな粒子を99.97%集じんできるHEPAフィルターを搭載していますし、脱臭フィルターも搭載していますが、F40は集じんと脱臭が一体になったフィルターです。
フィルター交換の目安もF50に使われているものが10年に対してF40は5年となっています。
価格差はそれほどありませんからどうせならKC-F50を買ったほうがお得だろうということで決めました。
センサーの面でもKC-Fはホコリセンサーなど5つのセンサーを搭載していてKC-F50のほうが優れています。
新型のKC-G50とKC-F50とでは何が違うの?
KC-F50の新型としてKC-G50という機種も登場していますよね。この2つは何が違うのでしょうか。
対応した広さや消費電力といった項目はまったく変わりません。これでもかってぐらい同じです。
では何が違うのでしょうか。
ホコリセンサーが無くなっている
KC-F50の商品ページを見ると
- KC-F50は「ホコリ・明るさ・ニオイ・温度・湿度」という5つのセンサー
- KC-G50は「照度(明るさ)・ニオイ・温度・湿度」の4つのセンサー
になっています。
なぜホコリセンサーが削られたのかはわかりませんが無くなっています。たいした違いは無いのかもしれませんがどうせ買うならセンサーが多いほうがいいような気はしますよね。
PM2.5モニターの有無
- KC-F50はPM2.5などの粒子を色で分かりやすく知らせてくれるPM2.5モニターを搭載
- KC-G50は未搭載
どうやらKC-G50はホコリセンサーが無いのでPM2.5モニターも無いようです。
ルーバーの動き
- KC-F50は本体後ろ側のルーバーが自動で開閉する
KC-G50は手動で開け閉めを行わなくてはならない
タイマーの有無
- KC-F50は切タイマーが搭載されている
- KC-G50は未搭載
風量切換の違い
- KC-F50は「静か寝・梅雨・花粉・強・中・静音」
- KC-G50は「自動・花粉・静か寝・静音・中・強」
G50では梅雨モードが削除されその代わりに自動モードが追加されました。
ちなみに梅雨モードは湿度が70%以上になると風量強めの自動運転をしてプラズマクラスターと集じんを強化するモードです。
エアコン連動の有無
- KC-F50はエアコン連動あり
- KC-G50はエアコン連動なし
KC-F50はシャープのエアコンで空気清浄機との連動機能が付いたものと連動することができます。
エアコンの運転と部屋の状態に合わせて運転してくれるようですが、「みはり機能」が解除されたりろそこまで重要ではないかなと思います。
色が違う
選べるカラーが
- KC-F50・・・ホワイト系とベージュ系
- KC-G50・・・ホワイト系とグレー系
となっています。
グレーのほうが部屋にマッチしていていい!と思えばKC-G50もありかもしれません。
ということで違いをまとめてみましたがKC-G50は機能が落ちている面がちょくちょく見受けられますね。実際に使ってみるとそれほど大きな問題ではないかも知れませんが両方選べる状況にあるならKC-F50がいいかなと思います。
KC-50レビュー
前置きが長くなりましたがレビューをしていきます。
こちらが操作ボタンです。一番左がみはり機能ボタン。温度と湿度に応じて音とランプの色で教えてくれます。
高温・高湿度になると音で知らせてくれるので便利かも?
左から2番目はチャイルドロックと、温度・湿度・24時間の電気代表示切替ボタン。どのくらい電気代がかかるのか数値で見えるので気分的に安心です。いつもおまかせ自動モードにしてますが静かに動いているときだと3円ぐらい。
左から3つ目はタイマーボタン。1時間・2時間・4時間・8時間から選べます。モニターの明るさを切り替えるボタンも兼ねています。自動ー暗ー切の3つです。
左から4つ目が風量切換ボタン。「静か寝・梅雨・花粉・強・中・静音」の6つのモードがあります。私はいつも「おまかせ自動」にしているのでそれほど使うことはありません。
左から5つ目が加湿の切換えボタン。加湿のオン・オフの切換えをします。
左から6つ目がパワフル吸じんボタン。素早く空気をきれいにしたいときに使うようです。
左から7つ目が停止ボタン。
一番右がスタートボタン。とりあえずここを押せば風量自動で加湿もしつつ運転してくれます。
スタートボタンの右上には照度センサーが備えられています。お部屋の明るさに合わせて運転してくれます。
照度センサーとホコリセンサーは感度の調整も可能です(運転停止中に風量ボタン長押しで確認・その後タイマーボタンで照度と風量ボタンでホコリセンサーを調整)。
表示部分や吹き出し口を正面やや右よりから。
真ん中の吹き出し口から風が出てきます。吹き出し口右側は電気代や温度・湿度の表示と加湿の表示。
左側はみはりセンサー・PM2.5モニターの表示になっています。
少し分かりにくいですが真ん中の緑色に光っている部分はきれいモニター。部屋の空気の汚れ具合によって、緑・橙・赤に点灯したり点滅したりします。
青く光っているのはプラズマクラスターの表示です。
こちらが背面のルーバー。KC-F50の場合は自動で動いてくれます。
稼動時はここから風が出てきます。運転モードによって風量は様々。静音のときは微風が、パワフル吸じんにするとけっこう強めの風が出てきます。
これが背面全体。ほとんどがフィルターです。
取り外すと出てきたのは3枚のフィルター。包装ビニールを外して設置します。
集じんフィルターと脱臭フィルターホコリフィルターです。集じんフィルターと脱臭フィルターは絶対に水洗いしないでくださいとのこと。
集じんフィルター取り付け時は向きに注意。
フィルターの奥はこんな感じ。中には加湿フィルターも見えますね。
上のほうにある黒いスポンジの部分はセンサーとなっています。スポンジもフィルターの意味があるようなので外してはいけません。
本体を横から。この部分が加湿タンクです。
タンクは簡単に取り外せます。
さらに中からトレーと加湿フィルターが出てきます。
トレーの内部。説明書を見ると青い発砲スチロールは梱包材ではありませんと注意書きがありました。
タンクにはAg+イオンカートリッジが付いています。
空気清浄機に付属する加湿機能はたいていの場合は気化式。水が付着したフィルターに風を当てることで加湿をする方式ですが、電気代がかからない分雑菌お繁殖が気になります。こうしたAg+があると多少は菌の繁殖が抑えられるでしょうか。
実際に使ってみて
実際に使ってみるとセンサー機能が働いているのがよくわかります。
炒め物を作ったり・近くで香水を使ったりすると運転音が大きくなって強力に吸じんしている感じがします。炒め物をしているときはきれいモニターが橙に点滅することもありました。
使いはじめる前と使い始めた後で何か空気感が劇的に変わったとかはありませんが、効果は発揮していると思います。
同じ機種を使っている人にも話を聞きましたがくしゃみが出なくなったと話していました。
数週間使っていると背面のホコリブロックプレフィルターにはホコリが溜まってきて、指でなぞるとホコリが丸まって取れます。少々お手入れの手間はありますが背面からきちんと吸じんできているということではないでしょうか。
照度センサーの上に指をのせると電気代などの表示が暗くなり、離すと明るくなるのできちんと動作している模様。
加湿機能ですがきちんと加湿してくれているようで加湿オンで24時間稼動していると2~3日で水の補給が必要になってきます。ただし、湿度の表示は少し高めに出るような気がします。
KC-F50の湿度表示が62%なのに対して近くに置いている温湿度計(1000円ぐらいの安物ですが)の表示は49%。個人的な意見ですが実際のところは55%ぐらいじゃないかなと。
予算2万円以下なら買いか
きちんと脱臭してくれているようですし、HEPAフィルター採用ということで予算2万円以下という人なら買ってもいいのではと思います。
空気清浄機のラインナップ全体を見渡せばもっと高価で高性能のものもありますが、予算が2万円以下に限られている人にとってはありがたい機種ではないでしょうか。
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