ダイソーのチップスメーカーはヘルシー便利だけど使う食材に注意!にんじんは使用不可
ダイソーにて、以前から気になっていた商品「チップスメーカー」を買ってみました。
コチラの商品、
「レンジで簡単にポテトチップスが作れる!」
「しかも油を使わないからヘルシー!」
とSNSでも話題になっていました。
今回はそんな「ダイソーチップスメーカー」のレビューをお届けします。
ダイソーチップスメーカーはどんな商品?使用方法は?
ダイソーチップスメーカーは、自宅で手軽にヘルシーな野菜チップスが作れる調理器具です。
作り方は簡単。
①野菜をスライスする
②スライスした野菜の水気を切る
③野菜の重さを計る
④チップスメーカーに並べる
⑤電子レンジで加熱!
大きさは、直径約26センチ。結構大きめです。
リモコンと並べてみましたが、リモコンよりも大きいですね。
ダイソーチップスメーカーでポテチづくりに挑戦!
では早速作ってみます。
一度に作れるのは100gまでなので、皮をむくことなどを想定して148gのジャガイモを使用しました。
洗って皮をむいたらスライスするのですが、これがなかなか難しい。
性能のいいスライサーがあれば簡単だと思いますが、我が家のスライサーは小さくてあまり切れもよくないので……。
途中から包丁で薄く切ってみましたが、やはり厚さが均一になりませんでした。
気を取り直して水分を拭き取り、重さを計ると97gでした。
これをチップスメーカーに並べていきます。
厚さが全然均一でないですが、大丈夫でしょうか……。
ダイソーチップスメーカーの加熱時間
次は電子レンジで加熱です。
今回は約100g、我が家のレンジは600Wなので8分加熱します。
終了1~2分前に一度様子を見るように書いてあるので、ひとまず7分で一度確認。
結構パリパリになってそうです。作り方に書いてあるとおり、あと1分加熱してみます。
できあがり!
いい感じに色づいていて、美味しそうです。
ダイソーチップスメーカーで作ったポテチの味は?
さて、気になるお味は……
シンプルですが、美味しいです!!!
しっかりジャガイモの味がしますが、クセがなく食べやすい。
塩も何もかけずにそのまま食べましたが、食べる手が止まりません。
子どもたちもバクバク食べていました。
ダイソーチップスメーカーのポテチ、アレンジはできる?青のりは失敗
そのまま食べてもおいしいですが、味変やアレンジができればもっと嬉しいですよね。
今回、青のりと塩で「のりしお」にしてみましたが、あまりうまくいきませんでした。
理由は、油をまとっていないので(表面がカサカサなので)のりも塩もくっつかないから。
味変したいときは、何かをまぶすよりも、ディップするというような方法がいいかもしれません。
ダイソーチップスメーカーの注意点・にんじんなどは調理できない?
使用上の注意をよく読んでみると「糖度の高い野菜、果実、繊維質の多い野菜(ごぼう、にんじん)等、油を含んだ食材は焦げやすく発火する恐れがありますので使用しないでください。」と書かれています。
ネット上の記事や動画を見てみるとにんじんやりんごを調理している人もいるようですが、厳密にいうとこの辺はアウトです。
必ずしも発火するというわけではないと思いますが、何でもかんでもチップスにできるわけではないということは覚えておいたほうがいいでしょう。
「細かく様子を見ながら手動で加熱する」ということが大切だと思います。
チップスメーカーの書かれている糖度の高い野菜果物・繊維質の多い野菜って何?
糖度の高い野菜果物
「糖度の高い野菜、果物っていうけど実際にはどれが該当するの?」と思う人もいると思います。そこで老舗の「液体の濃度を測る」専門メーカー「ATAGO」さんの糖度表をもとにチェックしてみたいと思います。
引用元:https://www.atago.net/japanese/new/brix-list.php
野菜の糖度表
野菜の種類 | 糖度 |
じゃがいも | 4.0~6.0 |
白菜 | 2.2~3.4 |
ごぼう(繊維質が多い) | 7.4~9.0 |
トマト | 5.0~6.0 |
とうもろこし | 14.0~17.0 |
ピーマン | 3.0~5.0 |
さつまいも | 8.0~12.0 |
焼きいも | 40.0~50.0 |
たまねぎ | 7.0~8.0 |
にんにく | 38.0~39.0 |
かぶ | 2.5~3.5 |
かぼちゃ | 19.0~20.0 |
大根 | 2.0~4.0 |
なす | 4.0~5.0 |
アボカド | 15.0~17.0 |
にんじん(繊維質が多い) | 5.0~7.0 |
チップスメーカーにパッケージに記載されいてる加熱時間の目安には「じゃがいも/さつまいも」と書かれているので両者は調理できるレベルの糖度と考えていいでしょう。
じゃがいもは糖度4.0~6.0、さつまいもは8.0~12.0です。よってこれよりも糖度の高い野菜という観点でチェックしてみると・・・
- とうもろこし14.0~17.0
- 焼きいも40.0~50.0
- にんにく38.0~39.0
- かぼちゃ19.0~20.0
- アボカド15.0~17.0
このあたりが糖度の高い野菜と言えそうです(アボカドって野菜?)。
とうもろこしは形状からしてチップスにすることは無いかもしれませんが、アボカドは注意したほうがいいでしょうね。かぼちゃは糖度が高い上に繊維量をチェックしたら繊維量も多かったので調理しないほうが良いと思います。
そして意外とにんにくは糖度が高くかぼちゃの2倍ぐらいの数値となっています。にんにくチップスを作ろうとするのは止めたほうがいいかもしれません。
また、同じさつまいもでも焼きいもになると全く糖度が違い40.0~50.0という非常に高い数値となっています。そんなことする機会は無いかもしれませんが、焼き芋の状態からチップスにしようとするのはやめるべきでしょう。
続いて果物もチェックしてみます。
果物の糖度表
果物の種類 | 糖度 |
りんご | 12.0~17.0 |
いちご | 8.0~15.0 |
マンゴー | 14.0~17.0 |
ラズベリー | 9.0~11.0 |
メロン | 13.0~18.0 |
バナナ | 20.0~21.0 |
柿 | 15.0~18.0 |
パパイヤ | 8.0~10.0 |
桃 | 12.0~15.0 |
パイナップル | 14.0~15.0 |
梨 | 11.0~16.0 |
レモン | 7.0~10.0 |
キウイ | 13.0~16.0 |
びわ | 11.0~13.0 |
グレープフルーツ | 10.0~11.0 |
洋梨 | 14.0~15.0 |
果物で糖度が高いものは・・・
- りんご12.0~17.0
- マンゴー14.0~17.0
- バナナ20.0~21.0
- 柿15.0~18.0
- パイナップル14.0~15.0
- 洋梨14.0~15.0
といったあたりでしょうか。意外なことに野菜のときほど糖度の突出したものはありませんでした。
バナナが糖度20以上でサツマイモの糖度8.0~12.0を大きく上回っているのでバナナチップスを作れるかどうか微妙なところです。他の果物も様子を見ながら慎重に調理すべきでしょう。
繊維の多い野菜
繊維の多い野菜の定義もはっきりと書かれていませんが、食物繊維量と仮定してチェックしてみます。
参考にさせていただいたのは大塚製薬さんのWEBサイト掲載の「食品に含まれる食物繊維量一覧」です。
引用元:https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/fiber/intake/foods-amount/
野菜の食物繊維量
食品名 | 水溶性食物繊維 | 不溶性食物繊維 | 総量 |
大根(根、皮つき生) | 0.5 | 0.9 | 1.4 |
れんこん(生) | 0.2 | 1.8 | 2 |
ごぼう(生) | 2.3 | 3.4 | 5.7 |
かぼちゃ(生) | 0.7 | 2.1 | 2.8 |
にんじん(生) | 0.7 | 2.1 | 2.8 |
きゅうり | 0.2 | 0.9 | 1.1 |
チェックしてみるとこのようになっていました(食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、総量で考えてみます)。
こうして見るとごぼうの繊維量が圧倒的に多いですね。
にんじんはごぼうの半分程度ですが、チップスメーカーの説明書きではにんじんも繊維の多い野菜に含まれているのでにんじんの食物繊維総量2.8を基準に考えると
- ごぼう5.7
- かぼちゃ2.8
- にんじん2.8
このあたりが繊維の多い野菜に該当するでしょう。
先ほども書きましたが、かぼちゃは糖度が高い上に繊維も多いのでチップスメーカーには向かないようです。ちょっと残念。
じゃがいもでもチップスメーカーへの乗せ方によっては発火事例が?
じゃがいもを調理する場合でも、きちんと指示通りに並べなかった際は発火した事例があります。
なんでも薄くスライスしたじゃがいもの他にやや厚みのある切れ端ものせて電子レンジにかけたのだとか。
発火の原因として
・食品の大きさや配置によって局部的に電位差ができて放電が発生した
・食品を強く加熱する条件が重なった
という2点が考えられるようです。
安全に使うためには
- 食材はきちんと指定通りの並べ方をする
- 重さをきちんと量り加熱時間を守る
- 大きい食材はカットして倒れたりしないようにする
といったことを守る必要があります。
ダイソーチップスメーカーはヘルシーな無添加おやつを作りたい方におすすめ!
以上、ダイソーチップスメーカーのご紹介でした。
野菜をスライスするのが少し手間ですし、いろいろと危険性についても書いてしまいましたが、きちんと使い方を守れば健康的なおやつが作れるというのは素晴らしいです!
ジャガイモ以外の野菜でもできるので、野菜を食べてくれないお子様にもいいのではないでしょうか?
この記事を書いた人
- 大阪生まれ・大阪育ちの30代Webライター。Web制作会社でライターとして働きながら、フリーランスとしても活動中。女の子2人のママ。趣味は読書やお芝居を観ること。小説や脚本の書き方も勉強中です!
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