相続したけどいらない!バブル時代の別荘なかなか売れない事情・訳あり物件のプロなら買ってくれる?

2023年1月11日

今回は当サイトの趣旨からちょっと外れますが不動産の話を。

引っ越し前の一時期、ちょくちょく賃貸物件のサイトを見ていたのですが、その影響かネットサーフィンをしていると不動産物件の広告が表示されるようになりました。そして「この物件良さそうだな」とか思って見ていると、たまに賃貸じゃない不動産物件も表示されるんですよね。

それも熱海の別荘が150万とか、伊豆の別荘が30万円とか、苗場の別荘が10万円とか・・・

「え、この値段で不動産が買えるの!?」「これは終の棲家にええんちゃうん!?」

みたいな感じでビックリしたのですが、よーく見てみると全然お得じゃないんですよね。興味が沸いてちょっと調べてみたので激安の別荘事情についてちょっと書いてみたいと思います。

なかなか買い手がつかないバブル時代の別荘・その理由は?

「ただより高い物は無い」なんてよく言いますが、激安で別荘が売られているのには相応の理由があります。

管理費・修繕積立費がめちゃくちゃ高い

これはリゾートマンションの場合になりますが、管理費と修繕積立費がめちゃくちゃ高く設定されていて「賃貸物件を借りるのと変わらないんじゃない?」と思えるような物件があったりします。

人がそこそこ入っているような物件なら中には月々2万円程度のものもあるみたいですが、中には3~5万円ぐらいかかるような物件もありますし、最悪マンションの管理組合がまともに機能していない可能性も・・・

また、温泉地の場合は温泉の利用料が加わってくることもあります。

マンションの中にスポーツジムが入っていたりして設備が非常に充実しているケースもあるのですが、管理費や修繕積立費といった毎月かかる費用はどうしてもネックになってしまいますね。

立地の問題

別荘なので交通の便が良くないところがほとんどです。

バス停から歩いて10分、20分みたいな物件が多数。しかも別荘地はたいてい山にあるので坂道を上り下りしなくてはなりません。車があればいいですがこれはキツイ!

若いうちはよくても歳をとってくるときつくなる一方ですし、近くにスーパーや病院といった生活に必要な施設もあるかどうか・・・

自然が豊かなのと引き換えに便利さには目をつぶらなくてはなりません。

各種設備や初期費用の問題

別荘はバブル期に建てられたものが多いので、設備面でやや古臭い感は否めません。マンションだと定住が考えられておらずキッチンが手狭に感じるというケースもありますね。

戸建ての場合は駐車場が無くて新たに造らないといけないとか、浄化槽が機能してなくて新たに造らないといけないとか、長年人が住んでいなかったので建物自体が老朽化していてリフォームが必要とか・・・見た目の額面以上に初期費用が掛かってくるようです。

各種税金の問題

不動産取得税、登記手続きにともなう登録免許税、固定資産税、都市化計画税、住民税、といった税金のことも考えなくてはなりません。

定住するのであれば住居ということで別荘として購入するよりも不動産取得税は安くなったりすると思いますが、登記をしたりいろいろやっていれば思いのほかお金が掛かってくるでしょう。

主な税金

不動産取得税

土地や家を購入、贈与、建築などで取得した時にかかる税金です。相続の場合はかからない場合もありますが、条件があるようです。

自治体によって微妙に異なりますが、不動産の価格(総務大臣が定めた固定資産評価基準による)が安い場合は課税されない場合があります。

東京都の場合は、

土地・・・10万円
家屋(新築・増築・改築)・・・23万円
家屋(売買など)・・・12万円

未満の場合に課税されないようです。

ただし、取得した日から1年以内に隣接する土地をした場合などは1つの土地や家屋として見なされ計算される場合があります。

固定資産税

不動産にかかる税金です。1月1日の時点で不動産を持っている人が納める必要があります。

市区町村から毎年5月ごろに納税通知書が送られてきます。

都市計画税

都市計画事業や土地区画整理事業のための税金です。

都市計画事業内に別荘がある場合は税金を納めなくてはなりません。

住民税

自治体によるさまざまな行政サービスを受けるための税金です。

所得割と均等割という二つの課税方法から成り立っており、所得割は前年分の所得から計算され、均等割は一律で一定の金額が課されます。

住民票を置いていない別荘だと、均等割のみが課されます。


ということでやはり安いには安いなりの理由があります。「ウインタースポーツやマリンスポーツが好き」といったデメリットを覆すだけの目的があるならいいのですが、家が欲しいというだけで買うのは早計ですね。

売却したいと思ってもできないから別荘が安い

とまあ素人の私がちょっと調べただけでこんなにも出てくる激安別荘のデメリット。安くてもなかなか別荘が売れないのも納得です。

  • 全く別荘を利用しなくなった
  • 生前整理として
  • 親からの遺産として相続したけど利用しない

といった理由で別荘を売却したいと思っても簡単に売れるものではないみたいです。

別荘を売りたくてもデメリットが目立ってなかなか売れず、その結果どんどん別荘の価格が下がっていくという寸法ですね。

熱海・軽井沢の一部地域以外はほとんど売れないなんていう人もいるようです。

お金を払って別荘を引き取ってもらうケースも

「別荘があるなら持っておけばいいじゃん」という考えの人も中にはいるかもしれませんが、ここまで書いてきたように立地やお金など多くの問題が存在します。

世の中の生活スタイルや価値観が変わり、「休暇で遠出をしてバカンスを楽しむ」という人が減った今では別荘の需要が減り、終の棲家にするにしても周囲の立地条件や月々の維持費の問題があり思っているほど簡単にいくものではありません。

別荘を持っている側は持っている側で維持費がどんどん出ていく前にさっさと売ってしまいたいし、需要と供給のバランスが大きく崩れて「売る側が逆にお金を払って」別荘を引き取ってもらう事態も発生しているようです。

具体的にはリフォーム費用を50~100万円負担して・・・とか別荘売却は一筋縄ではいかない状況が続いています。

他社で断られた物件でも買い取ってくれる不動産屋さんがある!?

といったわけでなかなか売れない別荘ですが、そういった昨今の事情に合わせて訳あり物件を専門で買い取りしている不動産屋さんも存在します。

例えばこちらのAlba Linkさん。

事業内容は

  • 事故物件買取事業
  • 空き家買取事業
  • 再建築不可物件買取事業

などなど、他の不動産会社では断られそうな案件を多数扱っています。

古い空き家や長期間放置されて傷みがひどい物件、ゴミ屋敷化している空き家、地方の田舎にある空き家などさまざまな訳あり物件の買取をされているのでもしかしたら引き取り手の無い別荘でも手放すことができるかもしれません。

立地や建物の条件などいろんな条件が絡んでくるので必ずしも別荘を手放せるとは限りませんが、

訳あり買取物件プロという買い取り用のメディアも用意されていて、無料査定されているのでとりあえず「物件はどのぐらいの価値があるのか」、「売却の目途は立つのか」といったことを確認するためにも問い合わせてみるのもいいと思います。

【訳アリ物件買取PRO】の無料査定フォームはこちら

この記事を書いた人

kanrinin

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Posted by kanrinin